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執筆者の写真文と写真: Shuhei Miyahara

プライベート海開き


3ヶ月間取り組んできた編集の大きなプロジェクトがようやく終わって、次に始まる仕事の間にちょっと余裕ができたこのところ。次男がめずらしく海に行こうというので、今年初めて海で泳いできた。コロナの影響で島にある主要な海水浴場は公式にオープンしないこととなったが、海水浴は自己責任で行ってもよろしい、と自治体のお達し。まあ、そこに海はあるし、人はいない。今日などは日差しは穏やかで暑くなく、海水温も思ったより上昇しており非常に過ごしやすかった。

いい具合の海水に浸かっていると、家から歩ける距離にこんな砂浜があることに「なんて贅沢なのだ」という思いを強くする。次男はプール教室でやっているクロールの練習をしたあと、泳ぐのに飽きたら砂浜を掘り始めて土木工事のように潮溜りのダムをつくった。僕もそれを手伝いながら、海水に削られていくダムを題材に水の力や浜辺の砂の特徴なんかを素人なりに次男に解説した。

だいぶ潮が引いて海水が濁ってきたので、今日のところは2時間ほどで引き上げた。自然が身近にあって、そこで子育てができるというのは本当に豊かだ。欲を言えば、港の防波堤からメタルジグを投げて青物が釣れる技術が身につくと、もっといいんだけどなあ。

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